カラツ大学の講座で、映画「花筐」を語る大林宣彦監督=唐津市南城内の大手口センタービル

 唐津市で映画「花筐(はなかたみ)」の撮影を終えた大林宣彦監督(78)が17日、市民ら約150人を前に講演した。「おくんちの曳山(やま)も命懸けとおっしゃいますが、映画もまた命懸け。唐津の魂が乗り移って、私の映画への情熱が爆発した50日だった」と振り返った。

 大林監督は、唐津で映画を撮ることになった経緯などに触れ、これから半年間の編集作業について「えり抜きの豊かな材料が集まった。材料と向き合い、対話しながら作っていく。私自身も楽しみにしている」と述べた。

 さらに「芸術とは死後100年して理解されるもの。今、理解される映画じゃ駄目。今の映画という基準からは外れる」と宣言。来年、初夏ごろの上映を予定し、最初の上映会は唐津で開くとも語った。

 映画撮影を受け入れる中心的な役割を果たしたまちづくり会社「いきいき唐津株式会社」が主催するカラツ大学の講座として開催。映画は17日夜の14番曳山「七宝丸」の撮影で全てのロケを終えている。

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