陶芸家や各市町教委の担当者らが古唐津の魅力などについて語り合ったシンポジウム=唐津市鎮西町の県立名護屋城博物館

 テーマ展に合わせた「唐津焼シンポジウム」が16日、県立名護屋城博物館で開かれ、陶芸家や茶人が古唐津の魅力を語り合った。

 400年以上前に作られた古唐津は骨董(こっとう)の世界で高い評価を受ける。藤ノ木土平さんは、その独特の風格が生まれたのは異国に連れて来られた朝鮮陶工が作ったからこそと指摘。「儒教の教えを胸に純粋に焼き物を作っていた。内なる精神性が違う。唐津焼は祈りの文化ではないか」と独特の言葉で表現した。茶道宗〓(そうへん)流茶事教授の原田宗紀さんは「命懸けで茶道具を大事にし、次の世代に伝えた。古唐津の良さの中に茶人の魂もある」と語った。

 十四代中里太郎右衛門さんは「伝統は守るものではなく変えるもの。いいものにどんどん変えていくことが将来の唐津焼になる」と創作の決意を語った。

 日本遺産に認定された「肥前窯業圏」を構成する伊万里市、唐津市、有田町の各教育委員会担当者も出席し、焼き物の歴史やそれぞれの産地の特徴などを説明した。

※〓はギョウニンベンに編のツクリ

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