熱気球世界選手権の主会場となる嘉瀬川河川敷沿いに完成したバルーン形トイレ=佐賀市

 熱気球世界選手権の主会場となる佐賀市の嘉瀬川河川敷に、白いドーム状の施設が現れた。立ち上げ前の球皮が膨らむ様子をイメージしたバルーン形トイレで、佐賀市が2階建ての旧式を建て替えた。新たなランドマークとして世界選手権が開幕する28日から使用できる。

 新トイレは木造と鉄骨の混合造り1階建ての楕円(だえん)のような形状で、横幅約8・2メートル、長さ約10・6メートル、高さ約5・7メートル。延べ床面積75・75平方メートル。2390万円をかけて造った。便器は一つずつ増え、男性用は洋式二つ、小便器三つ、女性用は洋式三つを設け、多目的トイレも新設した。

 以前は2階建てだったが、足の不自由な人や高齢者も楽に利用できるよう1階建てに変更した。屋根には特殊な膜材を使い、「プロジェクションマッピングに使えたら」(市担当者)と、あえて色を塗らず真っ白なままにしている。

 市が独自に定めるバリアフリー整備マニュアルに沿い、車いすでも自由に動ける広さを確保した。外国人のために使い方を説明する音声も英語や中国語、タイ語など5カ国語を備える。

 市観光振興課の担当者は「建て替えに当たり、トイレ機能の向上はもちろん、シンボルの役割も引き継いだ。気持ちよく使ってもらえれば」と話す。

=熱気球世界選手権2016=

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