人命救助で小城消防署の下村稔署長から感謝状が贈られた宮地健次さん(中央)=小城消防署

 佐賀広域消防局小城消防署(下村稔署長)は17日、犬を介して水中に沈んでいた女性を助けた小城市三日月町の宮地健次さん(66)に感謝状を贈った。宮地さんは「とっさの判断で助けただけ。それにしても女性が無事でよかった」とほっとした様子で感謝状を受け取った。

 9月9日午前6時ごろ、宮地さんは犬を連れて同町内の農道を散歩中、クリーク(幅3メートル、深さ80センチ)でおぼれている犬を見つけた。傾斜のきつい土手を伝って犬を助けようとするとリードを握った手が水面から出てきて、続いて女性の頭部が浮かんできたという。

 宮地さんは、近くにいた散歩中の女性に救急車を呼ぶよう頼み、水中に沈んだ女性の手をつかんで土手に引き上げた。女性はすぐに病院へ搬送され、大きなけがなどはなかったという。下村署長は「的確な判断で人命救助に尽力された」と宮地さんの行動をたたえた。

 助けた女性とは、犬の散歩で毎朝、顔を合わせることが多かったという。「犬同士の相性が悪く、お互い違う道を通ることも少なくなかった」と話す宮地さん。「でも、犬を通してすぐに助けることができ、本当に良かった」と話していた。

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