自分のショップに置く有田焼を探すファビアン・オスモンさん=有田町の有田焼卸団地

 フランス将棋連盟会長で、アルザス地方の都市コルマールで和もの店「今昔」を経営するファビアン・オスモンさん(46)が20日、有田町を訪れ、11月にリニューアルオープンする店に置く有田焼を探した。将棋を通じて交流がある同町の骨董店経営、椋露地淳市さん(60)の案内で窯元や有田焼卸団地を巡り、「伝統が息づく町で美しい」と瞳を輝かせた。

 オスモンさんは現在、2週間かけて日本を旅行中。京都や岐阜県高山市、福島県会津若松市などで、自分の店に置きたい着物や漆器、竹製品などを見て回っている。日本将棋連盟県支部連合会会長を務める椋露地さんとは約5年前から交流があり、有田を案内してもらうことになった。

 九州陶磁文化館で有田焼400年の歴史に触れ、陶山神社では磁器製の鳥居に感動。有田焼卸団地では器を手に取り、デザインや材質を確かめた。「伝統を保ちつつ、その質を落とさずに、新しいデザインを取り込んでいるところが素晴らしい。店名(今昔)にあるように、古いものも新しいものも両方そろえたい」とオスモンさんは話し、新しくなる店をイメージしながら商品を探し、決済方法や送料などの条件も尋ねていた。

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