有田まちづくり公社社長 高田亨二さん(68)

■視点変えて「お宝」発掘

 有田まちづくり公社社長 高田亨二さん(68)

 11月までの2カ月間、町内各地で100を超えるイベントを展開する「有田まちなかフェスティバル(ありフェス)」。主管する有田まちづくり公社のリーダーとして、プログラムのPRや打ち合わせに忙しい日々を送る。

 イベントの多くは町民グループや個人、町内企業が自ら発案し、運営している。「町おこしの主役は住民。無理せず、楽しくできたら、次につながる」。継続した開催を念頭に、参加者への説明会では「『きつかった、お金がかかった』とならないように」と呼び掛けた。

 大分県出身。大学卒業後、建設会社勤務を経て3年前に有田商工会議所専務に就任。昨年4月、商議所などが出資する有田まちづくり公社の設立に伴い、トップになった。

 商議所専務時代、有田に岳の棚田や龍門峡など「全国自然百選」が12カ所あることに驚いた。しかし、町の人は「昔から見慣れている景色だから」と、とりたててPRに力を入れない。「有田の人が見過ごしているお宝がいっぱいありそう」と直感した。

 その経験から、公社の若い職員には「視点を変える大切さ」を説く。「面白さを見いだすことが私たちの仕事」と、有田の潜在力を引き出していく。

 人のつながりを生み出す場をつくろうと、飛び入り参加も歓迎する朝食会を毎月開く。町のそこここで活躍する人や、活動を模索する人が出会うことで起きる「化学反応」を期待する。目標は「風通しの良い町」。いろいろな人の話に耳を傾け、情報を集める。

 活気のある町づくりに欠かせないのは「『よそ者、ばか者、若者』。若者は他の人に譲るけど、前の二つは私にぴったり」。明るい笑顔で民間からの町おこしを引っ張っていく。

=わがまち未来形= =移動編集局 有田=

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