未来へ宣誓する杉本虎太朗さん(右)と藤沙由里さん=西松浦郡有田町の炎の博記念堂

■先人に感謝思い継承

 西松浦郡有田町で22日に開かれた「日本磁器誕生・有田焼創業400年」記念式典。次代を担う町内の中学生2人が、歴史を築いてきた先人たちへの感謝と、思いを受け継ぎ、リレーしていくことを誓った。

 2人は有田中の杉本虎太朗さん(3年)と西有田中の藤沙由里さん(同)。それぞれ生徒会長を務めている。

 杉本さんは世界を相手にした先人たちへの努力をたたえ、「常に進化する有田焼が、今後100年、200年と続くよう努力する」と力強く語った。藤さんは「有田で生まれ育ったことを誇りに、これから生まれる人とともに、有田焼を世界へ、未来へと伝えていく」と述べた。

 宣誓を終えた2人は「町を発展させた人たちへの思いを込めた。聞き取りやすいようはっきり、ゆっくり話すことを心掛けた」とほっとした表情を見せた。

 有田商工会議所の深川祐次会頭は「400年先へ進むための通過点。後に続く世代に向けた土台づくりの必要性を改めて教えてくれた」と感謝する。実行委員会副会長として、眞子さまの退席を先導した際に「子どもたちがきちんと考えているのは素晴らしいとおっしゃっていた」と話した。

 有田焼の技術を受け継ぐ伊万里・有田焼伝統工芸士の舘林延幸さん(65)は「子どもたちの思いに身が引き締まる思い。小中学校でのものづくり教室など、経験を次世代に渡す取り組みを続けていきたい」と表情を引き締めた。

このエントリーをはてなブックマークに追加