乾パンなどの防災給食を味わう児童=伊万里市の伊万里小

 伊万里市内の全小中学校と市立幼稚園で19日、災害で火と水が使えなくなったことを想定した「防災献立」の給食(約5400食)が出された。今年は1月の大雪で実際に非常食メニューを経験したこともあり、子どもたちは乾パンなどを食べながら、防災への意識を新たにした。

 防災給食は7年前から年1回実施している。2年前からは有事に備えて市学校給食センターに非常食の備蓄も行っているが、今年1月下旬の大雪では、断水で調理ができず、備蓄した乾パンが役に立った。

 この日のメニューは乾パンと栄養補助食品、牛乳、ヨーグルトの4品。伊万里小の5年生の教室では、いつもより配膳の手間がかからず給食がスタート。「たまには、こういうのもいいかも」などと話しながら、味わった。

 わずか5分で食べ終えた松本和樹君(11)は「味はおいしいけど、やっぱり少し物足りない」。大雪を思い返し、「あの時は早く元に戻ってほしいと願っていた。普通の給食を食べられるありがたさを感じた」と話した。

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