孔子ら儒学関係者の遺徳をしのび廟内では厳かに供物献上の儀が捧げられた=多久市の多久聖廟

 孔子や儒学に関係する偉人たちの遺徳をしのぶ典礼「秋季釈菜」が23日、多久市多久町の多久聖廟であった。朝からの雨にもかかわらず傘を広げた見物客が境内に詰めかけ、90を超える儀式の所作を見守った。

 釈菜は、多久聖廟が創建された1708年から始まったお供えの伝統行事。毎年、春と秋に行われ、県の重要無形民俗文化財にも指定されている。

 秋の典礼はナツメやフナなど季節の供物が捧(ささ)げられる。献官役を務めた横尾俊彦多久市長ら十数人の祭官が中国古来の礼服で身を包み、雅楽が流れる中で、お供えの儀式を繰り広げた。

 典礼終了後は、地元の中学生と高校生約50人が、あでやかな中国の衣装をまとって「釈菜の舞」を披露した。

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