佐賀牛のステーキを笑顔でほおばる児童たち=太良町の多良小

 太良町内の全4小中学校で19日、最上級の佐賀牛ステーキなど町産の食材をふんだんに使った給食が振る舞われた。地元の食材を子どもたちに知ってもらおうと町や納入業者が協力。子どもたちは笑顔で給食をほおばった。

 町は昨年度から子育て支援の一環で、町内の小中学校の給食費を無料にしている。本年度からはさらに各学期に1回、食材購入費を町が上乗せして充実。野菜や肉など地元産の食材を豊富に使った給食を提供している。予算は3回分で約93万円を計上しており、7月に続き今回で2回目。

 この日の献立は佐賀牛ステーキ、野菜たっぷりのみそ汁、ミカンなど6品。佐賀牛の肉質等級は「A5」と予算では賄えない高級食材で、弥川畜産(同町)が「佐賀を代表する食材が地元で生産されていることを知り、愛着と誇りを持ってもらえたら」と1人100グラムの870人分に当たる肉87キロを無償で提供した。

 多良小では、子どもたちが箸でステーキを口に運び、柔らかい肉質を味わった。1年の松本結奈さん(7)は「かんだ時に肉汁がじわっと出て、ホテルとか上品なお店の高級な味がする」と満足げだった。岩島正昭町長は「子どもたちにいい品物を味わってもらい、第1次産業の後継者不足の打開につながれば」と期待した。

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