今季での退団を発表し、サポーターへの感謝を記したサガン鳥栖の金民友選手=鳥栖市北部グラウンドのクラブハウス

 サガン鳥栖の主将、MF金民友(キム・ミヌ)が24日、今季限りの退団を明らかにした。豊富な運動量と闘志あふれるプレーで鳥栖の中盤を支えてきたレフティー。鳥栖市のクラブハウスでの記者会見では、チームへの惜別の思いとサポーターへの感謝を語った。1面参照 

 2010年の加入以来、常に主力として躍動してきた金民友。一番の思い出には11年のJ1昇格を決めた試合を挙げた。今季クラブ初の外国籍主将に選ばれるなど、今やチームの顔。「サガン鳥栖を愛しているし、離れることを考えもしなかった」と心境を語った。

 「調子が悪いときもサポーターの応援があったからこそ90分間走り続けられた」とファンへの感謝を語った金民友。29日のホーム最終戦、横浜M戦に向けては「良い試合をして韓国に帰りたい」と意気込みを述べた。同試合では退団セレモニーも行われる予定だ。

 韓国には約2年間の兵役の義務がある。プロサッカー選手には軍や警察のクラブに所属することで義務を果たす道があるが、27歳までに入隊しなければならず、前年のKリーグでのプレーも条件となる。

 【一問一答】 3年後に戻れたら/応援美しかった

 金民友は時折、声を詰まらせながらサガン鳥栖への思いを語った。

 -退団を発表した今の心境を。

 「こういう時がきたな」と感じている。本当にサガン鳥栖を愛しているし、離れることを考えていなかったので、すごく変な、特別な気持ち。鳥栖に入って7年目だが、本当にいろんな人からいろんな面で支えてもらった。

 -鳥栖の7年間で印象に残っている出来事は。

 J1への昇格が決まった徳島との敵地での試合が印象深い。

 -今季は主将としてチームを引っ張った。

 前半戦は私もチームも結果が出ず、難しい状況だった。ただ、監督が私を信じてくれて、選手たちも付いてきてくれた。スタッフにも感謝している。

 -兵役に対しては。

 今年が終わると韓国へ帰らなければならないことは分かっていた。国のルールがあるし、韓国人なら軍隊に行くのは当たり前のこと。しっかり(軍隊へ)行かなければならない。3年後サガン鳥栖に戻れたらうれしいが、はっきりは言えない。

 -今季残り試合にどう臨むか。

 毎試合全力だったが、ホーム最終戦はこれまで以上に、持っている力を全部出す気持ちで、一日一日練習から良い準備をしたい。そして、後悔の無い試合にしたい。天皇杯も、目の前の試合、一戦一戦を頑張って上を目指したい。

 -サポーターに一言。

 毎試合良い雰囲気をつくってくれる皆さんの声、応援はすごく美しかった。皆さんがいたからこそ、ピッチの中で良いパフォーマンスができた。調子が悪いときも、皆さんの声援で90分間最後まで走り続けられた。愛されていたことも分かっているし、本当に感謝している。決して忘れない。

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