交通事故が多発している神埼市の上犬童交差点から神埼橋間の国道(画像の一部を加工しています)

 神埼市郡で交通事故が増えている。9月末までに前年同期より43件多い458件の人身事故が発生し、けが人も91人増え680人に上った。交通量が多く渋滞しがちな国道34号でのわき見や漫然とした運転が目立ち、神埼署は「このままでは年間でも前年を上回る」と、10月から主要交差点での立ち番を増やすなど対策を強化した。

 市町別の9月末までの人身事故発生件数は神埼市が308件(前年同期比41件増)で、神埼郡吉野ケ里町が150件(同2件増)。

 神埼署によると、上半期は事故件数が前年を下回る月もあったが、7月以降に増加した。8月と9月で前年より39件多い124件が起きた。交通課は「渋滞しやすい地理的な特性に加え、猛暑や残暑の気温の高さや、日差しの強さがドライバーの注意力を下げたのかもしれない」と話す。

 同署は9月から国道での対策を強め、事故が起きた地点で連続3日間の取り締まりを実施し、10月からは立ち番を増強した。

 県警交通企画課によると、発生件数を人口1千人当たりでみた場合、神埼市は9・7件で県内20市町でワースト、次いで吉野ケ里町の9・2件となっている。県平均は6・8件。

 年末にかけては例年、神埼に限らず事故は増える傾向にある。同課は「日没が早まり、歩行者や自転車が絡む重大事故の恐れも強まる」として、早めのライト点灯や反射材の着用を呼び掛けている。

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