浮立を奉納する浦之崎地区の子どもたち=伊万里市山代町(提供)

 伊万里市山代町浦之崎地区の「浦之崎子供浮立」がことし50年目を迎えた。保育園児から高校生まで23人が伝統の舞浮立を披露しながら、地区内を巡行した。

 かつては隣の立岩地区と合同の浮立だったが、1966年から分かれ、地域の氏神の疫(やく)神社の祭礼で奉納してきた。今年は50年目を節目に、文化庁の事業採択を受け、老朽化した道具や衣装を新調。気持ちを新たにして浮立に臨んだ。

 疫神社で朝から神事を行った後、御神体を載せたみこしを中心に大人も含めた約80人が隊列を組み地区を巡行した。駅前や病院、新築の家など9カ所に立ち寄って浮立の打ち込みを披露し、歩きながらの打ち込みも見せた。

 近くに炭鉱があり、商店街や旅館が立ち並ぶにぎやかな町だったが、現在は人口減少と少子高齢化が深刻化している。井手一雄区長(66)は「浮立は地域融和の証し。50年、100年先の未来につなげてほしい」と話していた。

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