オスプレイの騒音を測定する防衛省職員ら=千葉県木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地

 防衛省が佐賀空港に配備予定の自衛隊新型輸送機オスプレイの定期整備拠点となる陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で24日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されているオスプレイによる騒音調査が実施された。来年1月以降、米海兵隊オスプレイの整備を受け入れるのに先立ち、木更津市が調査を依頼していた。結果は来月にも市に提出する。

 木更津駐屯地は国内初の日米それぞれのオスプレイの定期整備拠点になる予定で、整備は富士重工業が担う。陸自が佐賀空港に2018年度末から順次配備を目指す17機も請け負う。

 オスプレイは午前中、ホバリングや固定翼、ヘリモードなどに転換、高度を変えながら駐屯地の離着陸時の標準飛行パターンとなる「場周経路」を約40分間飛んだ。その後、目達原駐屯地(神埼郡吉野ケ里町)にも配備されている大型輸送ヘリCH47を同じ条件で飛ばし、防衛省職員が3カ所から騒音を比較測定した。

 午後からは、渡辺芳邦市長らが体験搭乗して東京湾上空を飛び、安全性を確認した。

 駐屯地近くでは、オスプレイの安全性に不安を持つ市民らがのぼり旗を掲げ、整備拠点化反対の声を上げていた。ケネディ駐日米大使も木更津市長と面会し、「整備拠点の受け入れに感謝したい。皆さんの良き隣人になりたい。懸念があれば最善を尽くして対応したい」と述べた。

 渡辺市長と共に体験搭乗した若宮健嗣防衛副大臣は「(市長らから)オスプレイは普通のヘリより静かだったとの声もいただき、非常に有意義だった」と感想を述べ、11月8日に予定されている佐賀空港でのオスプレイ試験飛行については「佐賀を訪問した際、実物を体感したいとの要望をいただいた。今日と同様の形でやらせていただければと思う」と語った。

=オスプレイ配備の先に=

このエントリーをはてなブックマークに追加