ユニバーサルマナー検定で、アイマスクを着けた相手に絵の内容を説明する受講者=佐賀市鍋島の溝上薬局医大南センター店

 溝上薬局などを展開するミズ(佐賀市、木元伸一社長)の社員が23日、障害のある人やお年寄りらへの接し方を身に付ける「ユニバーサルマナー」の検定を受けた。相手の視点に立ったサポートやコミュニケーションの大切さを学び、患者の応対などで生かしていくことを確認した。

 実技研修の2級には12人が受講した。アイマスクを着けた相手に水族館の絵の内容を説明する体験があり、手のひらなどに例えて魚の大きさを示したり、アナログ時計の数字の位置を挙げて方位を伝える「クロックポジション」と呼ばれる手法で絵の配置を知らせたりする方法を学んだ。

 視覚障害者の歩行をサポートする体験もあり、事前に相手に軽く触れて自己紹介し、相手の前を歩くことなどを実践した。受講者からは「薬局で障害のある人と接する機会は多く、積極的な声掛けやマナー習得の大切さが分かった」などの声が上がった。

 ミズは高齢化などに応じてソフト面でのユニバーサルデザインを進めようと検定を実施した。講義による3級には74人が受講した。ユニバーサルマナーは障害者差別解消法の施行や2020年東京五輪・パラリンピックを受けて研修に取り入れる企業や自治体が増えている。

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