準々決勝・熊本工―佐賀商 佐賀商9回裏1死一、三塁、打者が三振に倒れ、三走上田哲平(左)も挟殺となり試合終了=大分市の別大興産スタジアム

準々決勝・熊本工―佐賀商 1点差で敗れ、肩を落として引き揚げる佐賀商ナイン=大分市の別大興産スタジアム

 第139回九州地区高校野球大会第3日は25日、大分市の別大興産スタジアムなどで準々決勝4試合があり、佐賀第2代表の佐賀商は熊本工に2-3で惜敗した。佐賀商は再三得点圏に走者を置き、1点を追う九回には1死一、三塁まで詰め寄ったが及ばなかった。

 東海大福岡はれいめい(鹿児島)に5-4でサヨナラ勝ち。秀岳館(熊本)は鵬翔(宮崎)を6-1、福岡大大濠は鹿児島実を2-0で下した。

 第4日は27日、同スタジアムで熊本工業-東海大福岡、秀岳館-福岡大大濠の準決勝2試合がある。

 ▽準々決勝(別大興産スタジアム)

熊本工000 111 000 3

佐賀商100 001 000 2

▽三塁打 田上(熊)

▽二塁打 嵯峨根、丸山(熊)

■熊本工3-2佐賀商

 佐賀商は攻守にミスが目立ち、熊本工に競り負けた。

 一回2死一、三塁から5番内田の左前適時打で1点を先制。2点を追う六回には2死満塁から1番山崎の適時中前打で1点に詰め寄った。しかし、4度にわたって三塁まで走者を進めながらスクイズの失敗などで得点機を逃した。

 木村-永渕とつないだ投手陣は、計10安打を浴びながらも打たせて取る投球で粘った。ただ永渕の暴投で3点目を失ったのが痛かった。

■焦点 大一番要所で詰め甘く

 佐賀商は、積極的な攻めと投手陣の粘投で健闘したものの、要所の詰めが甘く、熊本工に2-3で惜敗。目前でセンバツを逃した森田剛史監督は「必死につなぐ野球はできたが、押し切れなかった」と失点に絡む失策と再三の拙攻を悔やんだ。

 打線は制球が定まらない相手先発をバスターで揺さぶり、10四死球をかき集めた。だが二回には1死三塁でスクイズ失敗。1点を追う九回裏も、1死一、三塁と迫りながら2ストライクからのエンドランで4番空閑壮耶のバットが空を切り、挟殺。この日4度目の本塁目前での逸機となった。

 守備にもほころびが出た。四回は内野ゴロで送球が乱れる間に同点を許し、決勝点となった六回の3点目は救援した永渕拓大の暴投で献上。「大事な場面でコントロールする力が足りなかった」と永渕は肩を落とした。

 2回戦で長崎日大に逆転勝ちし、この日も九回裏1死二塁から「このままでは終われない」と主将の土井啓奨が執念の中前打を放つなど、今大会の佐賀商は粘り強さが光った。一方で「点を与えない守備力と攻撃パターンの引き出しを増やす」(森田監督)という課題も明確になった。土井主将は「チームで高め合い、プレッシャーに耐える力をつける」と敗戦を胸に刻んだ。

【熊本工3―2佐賀商】

  熊本工打安点

(6)  綾 400

(8) 嵯峨根320

(3) 井手尾410

(9) 八木田201

(4) 平 野410

(5) 小 田420

(2) 丸 山310

(7) 田 上420

(1) 山 口410

   計 32101

 振球犠盗失併残

 1230137

  佐賀商打安点

(8) 山 崎421

(4) 上 田310

(6) 土 井420

(7) 空 閑200

(9) 内 田311

(3) 山 口400

(5) 古 賀200

(2) 竹 下100

(1) 木 村100

 1  永 渕200

   計 2662

 振球犠盗失併残

 510422011

投 手回 安振球

山 口9 6510

木 村40/3512

永 渕40/3500 

 ▽準々決勝

れいめい  013000000─4

(鹿児島)

東海大福岡 000001022x─5

(れ)中、下山-山名

(東)安田-北川

▽本塁打 尾堂(れ)

鵬翔(宮崎) 100000000─1

秀岳館(熊本)04002000×─6

(鵬)斎藤、川畑-松山

(秀)川端-幸地

▽本塁打 幸地、山下(以上秀)

福岡大大濠 000000020─2

鹿児島実 000000000─0

(福)三浦-古賀

(鹿)吉村、瀬川、吉村、瀬川-枦山

このエントリーをはてなブックマークに追加