学生代表の阿南佑甫さん(右)に電話帳を手渡すNTTタウンページの山下淳一取締役=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

佐賀大生が制作したタウンページの表紙(提供)

 佐賀大学経済学部の学生が制作に携わった2016年版の電話帳「タウンページ佐賀県版」が完成し24日、同大学で発刊式があった。表紙のデザインや県内の魅力を伝える特集ページなどに学生のアイデアを生かした。約13万3千部を発行し、10月中に固定電話のある家庭や事業所に配られる。

 タウンページはNTT西日本が発行する職業別電話帳。16年版は唐津くんちやバルーン、有田焼などの写真をふんだんに掲載したインパクトのある表紙に仕上がった。特集ページでは、神埼市の九年庵や鹿島ガタリンピックなど学生が選んだ観光スポットやイベントをコメント付きで紹介している。

 関連会社のNTTタウンページが大学に依頼し、九州で初めて大学生とのコラボレーションが実現した。羽石寛志准教授のゼミで学ぶ3年生10人が昨年10月から、編集部と意見を交わしながら作業を進めてきた。

 発刊式では、NTT西日本佐賀支店の加藤郁雄副支店長が「固定電話を使う人が減る中、電話帳は新しい情報媒体へと変わろうとしている。今回のコラボで新しい付加価値を生み出すことができた」とあいさつし、真新しい電話帳を贈呈した。

 学生を代表し、阿南佑甫さん(21)は「県外のゼミ生が多く、これまで知らなかった佐賀の魅力にたくさん触れることができた。災害や緊急時に役立つことも学んだ」と話した。17年版も羽石ゼミの学生が制作に協力する。

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