全国から集まったバスケットや球皮などがずらりと並べられた倉庫=佐賀市(魚眼レンズ使用)

 28日から佐賀市で始まる熱気球世界選手権で、外国人選手に割り当てるバーナーなど機材の整備が進んでいる。レンタルを希望する外国人選手のため、日本各地の熱気球チームが無償で貸し出した。外国人選手の参加が例年の4倍とあって、寄せられた機材が増え、作業量も多い。市内のバルーニストらがボランティアで点検を急いでいる。

 機材はバスケットとバーナーがそれぞれ約50個、球皮25枚などが集まった。海外からの機材輸送費は運送会社や国によって異なるが、約20万~60万円。輸送費を出せずレンタルを希望する外国人選手のために、北は北海道から南は鹿児島県まで、日本全国のチームが機材を提供した。

 来佐する外国人数は31カ国・地域から98人に上り、比例して貸し出す機材も例年の4倍集まった。熱気球は1機そろえるのに約500万円かかり、バーナーやバスケットだけでも高額。「バルーニスト同士のつながりが機材を集めた。いろんな人に協力してもらっている」とパイロットで作業メンバーの1人でもある飯盛一保さん(38)=佐賀市=は話す。

 佐賀市内の倉庫に集められた機材は、市内のバルーニストらが点検している。どのチームが何を提供したか台帳を作り、バーナーや送風機など一つ一つきちんと作動するかチェック、故障は修理し、不具合を整備している。その後、外国人選手の要望に合わせ機材を振り分ける。

 倉庫内の作業は深夜まで及ぶことも。飯盛さんは「大変だが、飛行中の事故を防ぐためには必要な作業」と汗だくになりながら作業を進めた。

=2016熱気球世界選手権=

このエントリーをはてなブックマークに追加