倒壊した家屋にいた被災者の救出訓練をする自衛隊員ら=佐賀市の嘉瀬小学校

 複合災害を想定した総合防災訓練が23日、佐賀市の嘉瀬小学校であった。地元住民ら900人と自衛隊や医療関係者など28団体が参加し、大規模災害の発生時に備えて危機意識を共有した。

 訓練では、数日来の雨で川の水位が上昇する中、最大震度7の地震が発生し、嘉瀬川の堤防が決壊したとする複合災害を想定。嘉瀬地区の住民約900人が各自治体に分かれ、実際の避難場所に指定されている嘉瀬小に避難した。

 倒壊した家屋に閉じ込められた被災者をチェーンソーやスコップで救出する訓練や、校舎屋上に取り残された被災者を防災ヘリで救出するホイスト救助訓練、優先順位を見極めて治療を行うトリアージ訓練も行った。自衛隊が豚汁とおにぎり約800食分の炊き出しを行った。

 佐賀市消防防災課の大串賢一課長は「実際に訓練を繰り返し、経験がないと災害発生時の的確な判断は難しい。人ごとと思わず、防災意識を高めてもらえたら」と呼び掛けた。

このエントリーをはてなブックマークに追加