傾聴についてワークを交えながら講演した冨岡郁雄さん(中央)=吉野ヶ里町の三田川健康福祉センターふれあい館

 相手の心に耳を傾ける「傾聴」を学ぶ講座が、吉野ケ里町の三田川健康福祉センターふれあい館であった。民生委員や住民ら約70人が参加し、すぐに評価したり批判したりせずに心を込めて話を聞き、相手の自尊感情を育むコミュニケーションを学んだ。

 講師を務めた日本ソーシャルコーチ協会(福岡市)の冨岡郁雄代表(53)は傾聴に有効な「オウム返し」を紹介。「意識して相手の話に集中するようになり、聞き方が変わってくる」とし、「聞いてもらっているという感覚が伝われば相手が話す順番を考え、言葉を選ぶ。気持ちが整理されてケアにつながり、本音が語られることもある」と話した。

 このほか、相手を一人称で褒めるワークを実践。「すてきな人ですね」が「すてきな人とお会いできてうれしいです」となり、冨岡さんは「自分の感情が添えられ、評価ではなくなる。大切に思うメッセージがより伝わる」と結んだ。

 講座は思いやりの心を地域社会で共有していこうとみやき、吉野ケ里町の両社会福祉協議会が合同で初めて開いた。

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