バレーボールの日本代表監督就任記者会見でポーズをとる男子の中垣内祐一氏(左)と女子の中田久美氏=26日、東京都北区

 バレーボールの日本代表監督として来春から指揮を執ることになった女子の中田久美氏(51)=2面に「ひと」=と男子の中垣内祐一氏(48)が26日、東京都内で記者会見し、中田氏は「私のバレー人生の最後を東京に懸けたいと思う」と強い決意を述べた。【共同】

 選手時代に代表セッターとして1984年ロサンゼルス五輪で銅メダルを獲得。日本女子バレーで初めて五輪に3大会連続で出場した中田氏は「日の丸のプライド、自分の人生は自分で切り開くという自立する気持ちを選手らに伝えていきたい」と話した。

 長く主力を担った木村沙織(東レ)が今季限りの引退を表明し、世代交代が急務。「軸になってほしい選手は多くいる」と若手の奮起を促した。

■中田氏「いい色のメダルを」 

 女性2人目のバレーボール女子日本代表監督就任が決まった中田氏は、時折笑顔を見せながら話した。

 -心境は。

 「東京五輪まで限られた時間だが女性指導者の強みを最大限に生かし、少しでもいい色のメダルを獲得すべく頑張りたい。1人では無理なので、いろいろな人にサポートされながらやっていければいいと思う」

 -どう育成するか。

 「なぜリオデジャネイロ五輪で結果を出せなかったのか、検証と分析が必要。前監督がやってこられたことは方向性としては間違っていない。何を付け加えることがメダルへの近道なのか。選手選考も含めてこれから詰めていきたい」

 -監督として強みは。

 「現役時代の経験。五輪の重圧も経験してきているので、選手に寄り添いながら一緒に戦っていけることだと思う」

 -世界とどう戦うか。

 「身体的、技術的なレベルアップは必要。でもバレーボールはリズム。日本のリズム、日本のテンポでどうやって点数を取るか。点の取り方を確実にすることで器用さ、忍耐力、つなぎ、粘りを表現できるのではないか」

=「戦う集団にする」=

 ○…女子代表で2人目の女性監督となる中田氏は「戦う集団にする」と意気込んだ。4年前から率いた久光製薬ではリーグを3度、全日本選手権を4度制覇するなど実績は抜群。

 リオデジャネイロ五輪でメダルを逃した日本女子はセッター育成が急務。自身も同じポジションだっただけに「早めにある程度固定したい。土台は早ければ早いほうがいい」と展望を描いた。

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