「子ども 夢・アートアカデミー」の後、藪野さんにサインや描いてほしい絵をお願いする児童たち=佐賀市の佐賀大学附属小学校

児童に芸術の面白さを伝える藪野さん(右)=佐賀市の佐賀大学附属小学校

 指折りの芸術家が子どもに芸術を伝え、感受性を育む文化庁の「子ども 夢・アート・アカデミー」が25日、佐賀市の佐賀大学附属小学校で開かれた。洋画家で二紀会副理事長の藪野健さん(東京都)らを講師に迎え、子どもたちに絵の楽しさを伝えた。

 6年生112人が受講した。藪野さんは自作の水彩や色鉛筆を使って描いた車や建物の絵を児童に手渡した。絵を手にした児童たちは「色がきれい」「絵が細かい」と目を輝かせた。藪野さんは建築家を目指していたが、ヨーロッパの美術館でゴヤの絵と出会って画家の道を歩み始めたといい、自らの経験から「絵は運命を変えることがある」と児童に伝えた。

 授業の締めくくりは「自分も絵で運命が変わった一人」と話す画家の上瀧泰嗣さん(佐賀市)とともに、児童たちがスケッチ会で描いた絵を講評した。「ダイナミックですね」「色の使い方がいいですね」との講評に子どもたちは照れ笑い。西村怜さん(12)は「藪野さんが画家になるまでの話を聞けてよかった。プロの作品を近くで見て、細かい部分の表現方法が分かった」と話していた。

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