【ニューヨーク共同】米IT大手アップルが25日発表した2016年9月期通期の決算は、売上高が前年比8%減の2156億3900万ドル(約22兆4600億円)、純利益は14%減の456億8700万ドルとなり、欧米メディアによると、01年以降、15年ぶりに売上高と純損益が悪化した。主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売不振が響いた。

 同時に発表された16年7~9月期決算は、売上高が前年同期比9%減の468億5200万ドル、純利益は19%減の90億1400万ドルと3四半期連続の減収減益。アイフォーンの世界販売台数は5%減の4551万3千台に落ち込んだ。

 パソコン「マック」の販売台数は14%減、タブレット端末「iPad(アイパッド)」は6%減といずれも減少。一方、端末を通じて決済する「アップルペイ」などサービス部門の売上高は24%増えた。地域別の売上高は中国地域が30%減と大きく落ち込んだ。日本は10%増だった。

 アップルは9月に最新の「アイフォーン7」を発売したことで、10~12月期の売上高が増加する見通しを示したが、成長力は弱い。スマホ販売は厳しい競争が続いており、アップルは今後、決済などサービス分野にも注力して売り上げを押し上げる戦略だ。

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