有明海の広大な干潟でワラスボを掻く久野官一さん

 10月はじめ、サガテレビの収録の際に撮ったひとこま。ワラスボを掻(か)いているのは白石町の久野官一さん(80)。3年ほど前、鹿島川下流の干潟でガネ捕りをしているところを撮影して知り合った。タカッポ、ムツ掛け、ウナギ掻きなど干潟漁は何でもこなすベテランで、7月にはNHKの科学番組の収録に出てもらった。

 ワラスボは、暑い夏は干潟では掛からないそうで、潟で掻いて捕れるのは、春から梅雨までの間と秋だそうだ。夏の間はもっぱら網(あんこう網)で捕っているようだ。

 アゲマキが有明海から消えてからは、潟につくワラスボもウナギも少なくなったといわれている。アゲマキが大好物だったのかもしれない。

(写真家 中尾勘悟(鹿島市))

=有明海点描=

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