新作の五角形の大鉢を持つ寒鶯窯の田中邦子さん=多久市東多久町

 多久市東多久町の「寒鶯(かんおう)窯」の窯開き展が、同窯のギャラリーで始まった。茶わんや平皿など唐津焼の普段使いの器や、窯元の田中邦子さんによる造形作品など約千点を並べる。30日まで。

 有田窯業大学校ろくろ科の第1期生の田中さんは、自宅に窯を構えた1988年以来、作品展を毎年開き、展示販売している。今回は、五角形の鉢や鉄の釉薬(ゆうやく)で草木を描いた大皿など大物の新作も出している。

 食器類では茶わんや酒器類を絵唐津や三島唐津などさまざまな手法で焼成、幅の広い唐津焼の器をそろえている。田中さんは「長年の技術を結集し、ご飯茶わんや湯飲みなどはできる限り軽く作っている。実際に手で取ってみて、『重い』と思われがちな唐津焼の見方を変えてほしい」と話している。

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