玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し九州電力は28日、原子力規制委員会に提出していた原子炉設置変更許可申請の補正書の一部を修正し、再提出した。データの再計算や記載内容の具体化が主な内容で、九電は「評価結果に影響はない」としている。規制委による合格証の原案となる審査書案の作成は、11月中になる見通し。

 九電は当初の補正書を9月20日に提出した。規制委はこれを受けて作成する審査書案の作業状況について「全体的に大詰めを迎えている。再提出された補正書をよく見ながら進めていく」と述べた。これまで再稼働した原発では、規制委が審査書案を作成するのに補正書を受け取ってから1~2カ月かかっている。

 再提出した補正書では、発電所に降り積もる火山灰の厚さについて、当初使っていたプログラムに欠陥が指摘されたため再計算し、一部のデータを4.5センチから2.2センチに修正した。九電は10センチの降灰でも問題はないと評価している。

 重大事故に対応する教育や訓練の対象者を具体的に明記したほか、重大事故発生時に使用済み核燃料プールに水を補給する判断基準を盛り込んだ。表記の統一など修正は正誤表を含め約1600ページ分に上った。

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