ホームで最後のリーグ戦に向けて汗を流す主将のMF金民友(中)=鳥栖市北部グラウンド

 「ミヌに勝利を」-。サガン鳥栖イレブンが、29日の横浜F・マリノス戦に向けていつも以上に意気込んでいる。ホーム最終戦であり、主将のMF金民友(キム・ミヌ)の今季限りでの退団が決まったからだ。多くのサポーターと一緒に金民友の花道を飾るために、一丸で必勝を誓う。

 2010年に韓国・延世大から当時J2だった鳥栖に加入した金民友。左サイドハーフを主戦場に活躍し、チームのJ1昇格に大きく貢献した。昇格後も常に全力疾走を貫き、今季はクラブ史上初の外国籍の主将としてチームを引っ張った。

 3年間一緒にプレーしたDF谷口は「ミヌは年下だけど、戦う姿勢をプレーで教わった。“鳥栖魂”を持った選手」とたたえる。今季、大宮から加入したFW富山は「優しくて頼りがいがある」と信頼する。

 その背中を特別指定選手時代から見つめてきたMF福田は「最後に華を持たせたい」。今季は3ボランチをともに形成、鳥栖の中盤を支えてきた。「一緒にプレーできてよかった偉大な選手。勝って喜び合いたい」と気合を込める。

 同期入団で、J1昇格や天皇杯4強などチームの歴史をともに築いてきたFW豊田は「自分を追い込んででも、自分の時間をサガン鳥栖に費やしてくれた」と金民友に敬意を表す。「サポーターのみなさんにいい姿を見せることが第一」とホーム最終戦を見据え、「ミヌは愛されていた。ミヌのために、来てくれるみなさんも応援していただければありがたい」とサポーターの後押しを期待した。

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