熊本地震の影響で、上部が落下して破損した佐賀市重要文化財の肥前鳥居=4月16日、佐賀市諸富町為重の新北神社

 F 今年は1月の記録的寒波による大雪、4月の熊本地震など県内で自然災害が相次いだ。

 C 大雪は白石町で氷点下9・6度を記録し、県内で約1万8千世帯が水道管破裂で断水した。熊本地震は県内で震度4を観測して丸一日経過した後、震度5強の揺れに襲われた。「前震」「本震」という捉え方があることを初めて知った人も多かったと思う。

 A 近年は地震や大雨など全国各地で大規模な自然災害が起きている印象があるよね。県内でも大地震が起きる可能性はあり、防災や減災が重要な政策課題に浮上している。

 F 熊本地震では発生直後の救援活動で消防団などの地域組織が活躍し、役割があらためて見直された。高齢化が進む中、地域の防災力をどう高めていくかという視点も大切になる。

 C 唐津市長の不適切な献金問題を巡っては、市長が9月に、来年1月の次期市長選に立候補しないと表明したね。佐賀地検は11月、嫌疑不十分で不起訴処分にしたけれど。

 H 刑事事件での立件は当初から難しいと予想されていたけれど、刑事責任と政治家としての道義的な責任は別。それなのに、市長は市の政治倫理審査会からの出席要請を当初断るなど不誠実な対応をして市民の不信感を高めたよね。

 A 不起訴処分について、告発した市民団体は納得しておらず、検察審査会に審査を申し立てている。問題はまだ続きそうだ。

 F 鹿島市で9月に介護を苦に夫が体の不自由な妻を殺害する事件が起きた。高齢化で介護に悩む家族は多く、支援に携わる人も含めて身につまされた。

 C 夫は「自分も死のうと思った」と供述し、自殺を図っているから相当追い詰められていたと思う。

 D 「老老介護」に差し掛かって悲観した面もあったのでは。孤立しがちな介護者を周囲がどう支えるかが問われていると思う。

 C 県の教育情報システムから県立学校の生徒の個人情報が大量に盗み出された不正アクセス事件で、佐賀市の無職少年が逮捕されたのは全国的に大きなニュースになった。

 B 県教委は「ICT教育先進県」を掲げ、学校現場のネット活用を積極的に進めていたけれど、情報セキュリティーの意識が抜け落ちていた。少年は少年院送致になり、仲間だった男子高校生は保護観察処分になった。加害者を生み出した責任も重いよ。

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