球皮を広げる西原村の子どもたち=佐賀市の嘉瀬川河川敷

◆バーナー体験、特産品販売も

 4月の熊本地震で被災した熊本県西原村の人たちを元気づけようと、佐賀市は、西原村の子どもたちら36人を熱気球世界選手権の会場に招待した。子どもたちはバーナー点火などを体験、楽しいひとときを過ごした。また物産販売コーナーには西原村の物産館も出店、来場者とのふれ合いを通して復興への力を得た様子だった。

 佐賀市は地震発生以降、西原村へ職員を派遣するなど支援を実施。今回も支援の一環で招待した。

 気球体験には、河原小と山西小の児童と保護者が参加。佐賀市の馬場範雪副市長が「空高く舞うバルーンを見て希望を持ってくれれば」と出迎えた。

 ゲストパスを受け取った参加者は、関係者しか入れない競技エリアを特別に見学。球皮を膨らます送風機の風にあたったり、バーナーのレバーを握って炎を出したりした。

 娘のまいさん(山西小3年)と訪れた吉川恵さん(38)は「地震のことを少しでも忘れてくれたらと思い参加した。娘も楽しんでいてよかった」と話し、バーナーを点火した山野龍太郎君(山西小3年)も「レーバーを引いたら大きな音がしてびっくりした。炎は涼しいような熱いような不思議な感じ」と笑った。

 また会場南側のうまかもん市場では、佐賀市の呼び掛けで西原村で物産館を運営する「俵山交流館萌の里」が出店。同店は地震から半年以上立つ現在も、仮設店舗で営業をしている。

 訪れた買い物客は、特産のサツマイモを試食すると「甘さが違う」と驚いていた。同店の寺本篤史さん(52)は「買ってもらうのが一番の支援。前に進む力になる」と話した。30日までいきなり団子などを販売する。

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