乳がんの闘病体験を赤裸々に語る生稲晃子さん=佐賀市のアバンセ

 「さが健康フェスタ2016」(県など主催)が29日、佐賀市のアバンセで開かれた。乳がん体験の講演をはじめ、乳がん検診の模擬体験や歯科相談などがあり、多数の県民が健康に対する意識を高めた。

 ピンクリボンキャンペーンとして、乳がんを体験した女優生稲晃子さんが「5度の手術と乳房再建1800日」と題して講演した。生稲さんは、2011年に人間ドックで乳がんが発覚。しこりが小さかったため乳房温存手術を受けるが翌年以降再発を繰り返し、2年半後に全摘同時再建手術を受けた。

 生稲さんは、乳がんは5年でなく、10年生存率でみる必要があると強調し「がんは切除した後からが闘いだと認識し、生きることが目標となった」と振り返った。さらに、副作用のつらさや再発、転移の不安の中で「支えてくれた家族や仕事に感謝し、命の大切さを多くの人に伝えていきたい」と決意を語った。

 このほか、健康増進に取り組む武雄市の若木小、西九州大の活動報告や、子どもの口腔機能育成をテーマにした公開講座、乳がん検診の体験コーナーなどもあった。

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