被災地の現状を伝える気仙沼ブース。佐賀市職員の井口さん(後列)が企画し、佐賀大生が手伝っている=佐賀市の嘉瀬川河川敷

 熱気球世界選手権主会場の嘉瀬川河川敷「憩いの広場」に宮城県気仙沼市のブースが出展している。同市に派遣されている佐賀市職員の井口貴徳さん(36)が企画し、佐賀大生が運営を手伝っている。東日本大震災で被害を受けたパネル写真を中心に東北の復興の現状を伝えている。11月1日まで。

 震災以降の気仙沼市のパネル写真など30枚を展示している。国内最大級の自然公園「三陸ジオパーク」の一部でもある同市で井口さんが採取した約2億5000万年前の貝の化石なども数点展示している。

 井口さんは4月、気仙沼市観光課に派遣された。津波被害に遭った高校など個人的に撮影した被災地の写真200枚もファイルにとじてあり、閲覧できる。「5年間、時が止まっている場所がある」(井口さん)という。

 ブース出展は、三重津海軍所跡の世界文化遺産登録活動で知り合った佐賀大サークル「さがのわ」に協力を依頼した。佐賀大教育学部1年の山口大貴さん(19)は「いろいろな国の人が来ると思う。被災地のことを広く知ってもらいたい」と話し、英語が得意な学生も協力する。展示を見た佐賀市の男性(33)は「少しでも早く以前の生活に戻れるよう、復興を進めてほしい」と話した。

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