吉原伴彦消防長から感謝状を受け取った3人。左から松永翔さん、高田千恵子さん、高田敏男さん=伊万里・有田消防本部

 伊万里・有田消防本部(吉原伴彦消防長)は25日、伊万里市の伊万里川に転落した女性(48)を助けた伊万里農林高校2年の松永翔さん(16)と、高田敏男さん(72)千恵子さん(68)夫妻に感謝状を贈った。

 松永さんは9月30日午後8時15分ごろ、友人とその母との食事の待ち合わせで自宅近くの伊万里川に向かっていると、友人の母が伊万里トンテントン祭りの川落とし合戦場から足を滑らせて川に落ち、浮かんでいるのを発見。散歩で通りかかった敏夫さんに119番通報を求めた。松永さんが岸壁にしがみつき両足を差し出すと、友人の母はそれにつかまり、その後、陸に引き揚げることができた。

 一方、敏夫さんはすぐ近くの自宅に戻り、千恵子さんに通報を指示した後、浮輪とロープを持って現場に駆けつけ、救助に協力した。

 当時、大潮の満潮で水深約2・5メートル。付近は電灯がなく真っ暗だった。吉原消防長は「迅速、的確な行動がなければ生死を分ける結果になっていた」と感謝の言葉を述べた。

 松永さんは「いざとなると怖かったが、人の命は一つしかない、友人の親なのでなおさら助けなければと必死だった」。高田さん夫妻も「助かってよかった」と喜んでいた。

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