熱気球が架線に接触してJR長崎線の運行に支障が出た事故を受け、熱気球世界選手権実行委員会は31日から始まる競技飛行で、線路から約300フィート(約90メートル)の範囲で飛行を制限する。違反した選手は減点対象となる。

 実行委員会は事故が起きた29日、JR側と安全対策について協議し、線路から一定の距離を取ることで合意し、覚書を交わした。会場の嘉瀬川河川敷だけでなく、神埼市、杵島郡白石町、唐津市厳木町など飛行区域にある線路で、300フィート以上離れて飛行する。

 30日午前の競技説明の場で、大会関係者が線路周辺の飛行制限について選手に説明した。300フィートの高さ、距離があれば、パイロットが安全措置を取るために必要な時間が確保できるという。この日はパイロットの安全意識を高めるため、500フィート(約150メートル)以上の距離を求めた。

 嘉瀬川河川敷にターゲットが設定された場合、線路を越えてから高度を下げる必要が出るため、競技の難易度は上がる。来年以降の大会での飛行制限は今後協議する。実行委は「パイロットに周知し、安全対策を徹底したい」としている。

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