戦略を尋ねると「そんなのはないよ」と語る米国のジョン・ペトレン選手

「気温が低いほど風向きは安定する」と語るリトアニアのロカス・コスティウスケヴィチウス選手

 30日まで行われたホンダグランプリ大会に続き、31日からはいよいよ世界選手権の競技飛行が始まる。2014年の世界選手権で優勝した現世界王者の藤田雄大選手とともに優勝候補に名前が挙がるジョン・ペトレン選手(米国)とロカス・コスティウスケヴィチウス選手(リトアニア)に佐賀での戦いを聞いた。

■ぺトレン選手「天候が厄介面白い」/ ロカス選手「天気よりも風大事」

 過去世界選手権で2度の優勝経験があるペトレン選手は佐賀での大会について「天候が厄介だとパイロットの間では有名だ。パイロットにとって挑戦するには面白い場所だと思う」と話す。

 パイロット歴は28年。こつや戦略を尋ねると「そんなのはないよ」。離陸するタイミングや風の見方は他のパイロットの話に耳をそばだてて決めているといい、「こつがあればいいのだけれど」とはにかむ。今年は100機以上のバルーンが一斉に離陸する。早めの離陸を心掛け、ターゲットの真ん中を狙う。

 佐賀市で開かれた昨年の世界選手権プレ大会で優勝したロカス選手はパイロット歴9年。「100機以上のバルーンが飛ぶから、とにかく安全第一。空の渋滞は間違いないだろう」。どんな風にも冷静な対応を心掛ける。ロカス選手は「気温が低いほど風向きは安定する」という。ただし、気温や天候には重きを置かず、「天気よりも『風』の見つめ方が何より大事」と話す。

 2人の選手は「優勝するために来た。早く佐賀の空を飛びたい」と話す。今大会は過去4度の世界選手権で2位になったが優勝がないウーヴェ・シュナイダー選手(ドイツ)、ペトレン選手がライバルに挙げる95年世界選手権の王者ジョー・ハートシル選手(米国)らも海外有力選手として注目される。

=熱気球世界選手権2016=

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