トンネル内で大型バスが事故を起こしたと想定し、訓練をする関係者=鹿島市山浦の奥平谷キャンプ場入り口

 佐賀、長崎の県境での大規模な交通事故を想定した訓練が31日、鹿島市山浦の平谷黒木トンネル周辺であった。鹿島市と長崎県大村市から警察や消防、道路管理者ら約100人が参加し、負傷者の救護や事故捜査での連携を確認した。

 全長約1・9キロのトンネル内で大型バスが単独事故を起こし、乗客13人のうち2人が死亡、11人が重軽傷を負ったと想定した。

 近くの奥平谷キャンプ場入り口を現場に見立て、警察や消防の車両が駆け付けた。消防隊員はけが人の有無や負傷の程度を調べて対応の優先順位を判断し、分担して手当てをした。警察官は、運転手や負傷者から事情を聴き、運転手に過失がある場合に逮捕する手順もチェックした。

 鹿島警察署の深海浩介署長は終了後、「警察や消防の連携が取れたいい訓練になった。事故がないのが一番だが、訓練を糧に、万一の場合は救助や事故捜査、道路復旧に努めたい」と話した。

 訓練は14人の死者が出た長野県軽井沢町のバス転落事故などを受けて初めて実施した。

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