大きなかがり火に火をともし、平和を祈る「卑弥呼」=吉野ケ里歴史公園

 吉野ケ里ふるさと炎(ひ)まつりが10月29日、吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で開かれ、地元吉野ケ里町の子どもたちや親子連れなど約1万6千人の来場者でにぎわった。三田川中生徒による火踊りや争いを鎮める「卑弥呼」の送り火に歓声が上がり、人の暮らしに古くから根差す「火」に思いをはせた。

 今年は一日のみ開催された。日が暮れ、卑弥呼が登場し、フィナーレに花火が上がるまで幻想的な雰囲気が会場を包みこんだ。みこを従えた卑弥呼は平和を祈り、大きなかがり火に火をともした。演じた大隈知里さん(21)は「緊張したけど貴重で充実した体験だった」と振り返った。

 闘いのシーンを披露した王子と召使いを今年は三田川中の生徒が演じた。「初めての中学生王子。練習も本番もいい経験をさせてもらった」と王子役の中村暖さん。召使い役の酒井翔太郎さんは「息を合わせるのが難しかったけど、楽しかった」と笑顔を見せた。会場では力強い赤熊太鼓が躍動、たいまつ行列もあった。

このエントリーをはてなブックマークに追加