竪穴住居の屋根修復を体験する子どもたち。有明海沿岸に自生するヨシを力を込めて差し込んだ=神埼市郡の吉野ケ里歴史公園内「中のムラ」

 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で10月30日、竪穴住居の修復体験が開かれた。子どもたちは専門家の手ほどきを受けながら、植物の「ヨシ」を屋根に差し込む作業に取り組んだ。

 古代への関心を高めてもらおうと同公園が昨年度から開き、今回で2回目。草ぶき屋根を手掛ける「奥日田美建」(大分県日田市)の三苫義久社長(79)ら8人が指導した。竪穴住居は築14年。経年劣化や鳥による破損で傷んだ部分は「からす口」と呼ばれる道具で引き抜き、隙間を広げてから長さ60センチのヨシを差し入れた。子どもたちの力では足りず、悪戦苦闘して押し込んだ。

 バルーンイベントの帰りに訪れた福岡市の筥松小3年の桑原みなみさん(8)は「道具がない中、こんな大変な仕事をした弥生人はすごい」と笑顔を見せた。三苫社長は「文化が進んできた過程を学んでほしい。古いもの、職人の技術にも興味を持ってもらえれば」と話した。

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