佐賀市嘉瀬地区共乾施設利用組合の使途不明金問題で、損害賠償を請求されている元組合長側が1日までに、「不正はないのに使い込んだなどと言われて名誉を損なわれた」として、現組合長に慰謝料200万円の損害賠償を求める訴えを佐賀地裁に起こした。

 また、元組合長とともに訴えられている当時の会計担当事務員が、無理やり退職を迫られて辞めさせられたとして組合に給与の未払い金など約1千万円を求める訴訟も起こした。

 元組合長側によると、組合が今年8月に開いた約3億7千万円の使途不明金に関する説明会で、現組合長が出席者に元組合長らが着服したなどと受け止められる発言をした、と主張している。元組合長側弁護士は「不適切な会計処理かもしれないが、私腹を肥やしてはいない。組合全体の問題なのに2人だけに責任を押し付けている」と述べた。

 組合側の弁護士は「訴状を読んでおらず、内容を確認した上で対応したい」としている。訴訟を巡っては、元組合長側が「監査を担当した当時の役員にも監督責任などが生じる」と主張し、関係者6人の補助参加を申し出ている。

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