佐賀県は1日、伊万里市の男女ら12人が結核に集団感染し、このうち3人が肺結核を発症したと発表した。重症者はおらず、治療を終えた人もいる。

 県によると、2014年11月、伊万里市の40代男性がせきやたんが収まらず、市内の医療機関を受診したところ、肺結核と判明した。伊万里保健福祉事務所が男性の関係者を検査し、感染者を特定して経過を観察していたところ、15年7月に家族の40代女性が肺結核と診断され、今月1日に親戚の60代女性も発症が確認された。

 結核は、感染しても必ず発症するとは限らない。県は今後も定期的に感染者の健康診断を実施し、治療を終えた患者に対しても服薬の確認を続ける。

 県内での結核集団感染は今回を含め10年間で8件発生した。県健康増進課は「重症化や感染拡大を防ぐため、長引くせきは放っておかず早めに受診を」と呼び掛けている。

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