唐津くんちを含む「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産登録の勧告を受けてから一夜明け、会見で喜びを語る唐津曳山取締会の大塚康泰総取締(左)と坂井俊之唐津市長=唐津市役所

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の補助機関が無形文化遺産に「唐津くんちの曳山(ひきやま)行事」を登録するよう勧告して一夜明けた1日、関係者が唐津市役所で記者会見した。くんちは2日夜の宵曳山(よいやま)で始まり、唐津曳山取締会の大塚康泰(やすひろ)総取締(72)は「大変な景気をつけてくれた。見事なくんちをやってのけたい」と意気込みを語った。

 登録について「世界が認めてくれたのは誇りになるし、若い人のエネルギーにもなる」と喜んだ。取締会では現在、台車の修復に使う木材が入手困難な現状を改善するための植樹活動を検討中で、登録の意義を「われわれには永遠に引き継ぐ使命がある。登録はこうした取り組みの追い風になる」と述べた。

 18府県33件の祭りで構成する「山・鉾(ほこ)・屋台行事」としての登録で、うち九州に5件ある。大塚総取締は正式登録されれば「『九州は一つだ』の思いで、関係団体で来年催しを開く計画を立てている」と明かした。

 最終決定は今月28日からエチオピアで開く政府間委員会で決まる。唐津市の坂井俊之市長は「登録が決まれば、懸垂幕を掲げるなどして市民と喜びを分かち合いたい」と語った。

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