北米の茶品評会の煎茶部門で2位になった下田茶舗の下田浩二専務。「海外のニーズに合った商品でうれしの茶の輸出に向けた下地をつくることが必要」と語る=嬉野市の同社

 2016年の春摘み茶を対象に米国・ラスベガスで開かれた品評会「ノース・アメリカン・ティー・チャンピオンシップ」で、嬉野市の下田茶舗が煎茶部門の2位に輝いた。下田浩二専務は「販売促進の大きな武器になる」と喜んでいる。

 品評会は、世界各国から約250社が出展した茶見本市「ワールド・ティー・エキスポ」(6月)を受ける形で9月に開催。紅茶、中国茶、釜いり茶など16部門で実施し、見本市に出品された商品の中から約150点が出品された。

 下田茶舗は、宮崎県産茶葉を使った煎茶が受賞した。うれしの茶は蒸し製玉緑茶が主流だが、同社が約10年前から輸出している欧州では煎茶のニーズが高く、残留農薬基準も厳しいことから、輸出用には宮崎茶も取り扱っている。

 今回は見本市に煎茶5点、蒸し製玉緑茶2点、釜いり茶1点を出品し、品評会にはうち3点をエントリーした。

 下田専務は「これまでは国内の商社を通して輸出してきたが、受賞を機にカナダからも話が来ており、直接取引ができるかもしれない。現地のニーズに応えることが必要だが、ゆくゆくはうれしの茶の輸出につなげたい」と話している。

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