いきなりですが、クイズです。「国民は憲法を守らないといけない?◯か×か」-。若手弁護士が喫茶店などで憲法を解説する「憲法カフェ」をまとめた冊子から引いた◆きょう11月3日は、日本国憲法が公布されて70年である。当日の佐賀新聞を開くと「華々しく発布」「新しい家が少しぐらい粗末でも、それをできるだけ活用して新しい生活を開いていかねばならない」など、決意と喜びが伝わってくる。わずか4ページの紙面のうち、1面を割いて憲法全文を載せている◆「おいらの約束」という詩も。「かくして日本は今日からおれたちの国であり、おらがの国であり、あたいたちの大事な国なのだ。だからこの国が立派になるのも、わるくなるのも、すべての責任が、おれたちの、おらがの責任になってきたのだ」。くだけた口調ながら、新たな国造りへの覚悟がにじむ◆時は流れて憲法改正がいよいよ現実味を帯びてきた。改憲勢力が発議に必要な3分の2議席を握り、国会で議論が始まる。冒頭のクイズの答えは「×」。憲法は主権者である“おいら・あたい”が、権力を縛るためにある。守らなくちゃいけないのは国のほうだ◆おや、自民党の改憲草案は「全て国民は、この憲法を尊重しなければならない」って…。逆に国民に注文するなんて、これじゃあ、あべこべじゃないの。(史)

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