明治維新150年キックオフイベントで、赤松小の児童と特大タペストリーの除幕を祝う山口祥義知事(左から4人目)=佐賀県庁県民ホール

 2年後に迎える「明治維新150年」に向けて幕末・維新期の佐賀の偉業や偉人を発信する事業に取り組む佐賀県は2日、県庁でキックオフイベントを行った。大隈重信や副島種臣など佐賀の七賢人に枝吉神陽を加えた「八賢人」をモチーフにした寸劇や佐賀市出身の書家江島史織さんによる書の実演のほか、佐賀市の世界文化遺産・三重津海軍所や反射炉などを描いた特大タペストリー(壁掛け)のお披露目もあり、機運盛り上げへ決意を新たにした。

 式典には、佐賀城本丸跡に立地した歴史を持つ赤松小(佐賀市)から6年生約90人が出席した。

 本丸歴史館で公演活動をしている「佐賀の八賢人おもてなし隊」による寸劇は、佐賀藩の足軽鉄砲隊にいた副島種臣を幼なじみの大隈重信や島義勇が励まして再起を促す筋立てで、ユーモアを交えながら郷土の偉人の生き様を熱演した。書家江島さんは、縦2・7メートル、横5・4メートルのパネルに「技人心」と揮ごう。躍動感あふれる墨跡に会場から拍手が送られた。

 式典で山口祥義知事は「『明治維新150年』を知っている県民が16%しかいないという状況を早いうちに80%にして、佐賀って素晴らしいという誇りを持てるようにしたい」と事業に懸ける思いを語った。

 横7・2メートル、縦2・7メートルのタペストリーも除幕した。三重津海軍所の絵図を背景に中央に国内初の実用蒸気船「凌風丸」と築地反射炉(佐賀市)を配したデザインで、県民ホールに飾られた。

 県では年度内に事業計画を取りまとめ、来年度以降に顕彰、PRイベントなどを展開する。来年3月にはプレイベントとしてシンポジウムなどを計画している。

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