ICT利活用教育の推進について講話する陰山英男教授=佐賀県庁

 ICT(情報通信技術)利活用教育の推進に関して佐賀県と市町の教育委員会が意見交換する協議会が2日、佐賀県庁であった。「百マス計算」など徹底した反復学習で知られる陰山英男立命館大教育開発推進機構教授が講話し「ICTの推進には学力向上が必要」と強調した。

 陰山教授はICT利活用の必要性を強調する一方、設備整備などで費用がかさむため「意義や効果に厳しい視線が注がれている」と指摘した。その上で、保護者らの理解を得るため「学力向上の結果を数字で示すことが重要」と述べた。

 子どもたちは、動画サイトを閲覧したり携帯ゲーム機を使ったりして自ら学習する機会が増えており「家庭学習での活用が学力向上のポイント」と説明した。佐賀県は電子黒板やタブレット端末など全国的にもインフラが整っており「国の今後も背負っている気概で取り組みを進めてほしい」とエールを送った。

 協議会には各市町の教育長ら約30人が出席した。県教委の古谷宏教育長は冒頭、県立学校の教育情報システムが不正にアクセスされた事件に触れ「多大な迷惑をお掛けした。深い反省に立って対策に取り組む」と陳謝した。

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