ギターの写真を見ながら話す小倉博和さん(右)と合瀬潤一郎さん=佐賀市柳町の浪漫座

特注したベフニックギターでオリジナルソング「アジサイ」を演奏する小倉博和さん=佐賀市柳町の浪漫座

小倉博和さんのギターアルバム「Summer Guitars」

 大和町のギター職人・合瀬潤一郎さんが手作りする「ベフニック」を使うギタリストによる「ベフニックプレイヤーズライブ」が10月25日、佐賀市柳町の浪漫座で開かれた。福山雅治さんやサザンオールスターズ、Mr.Childrenなどのライブでも演奏する小倉博和さんも参加し、合瀬さんとギター作りを語る「ギター談義」も開いた。ギターの専門用語が飛び交い観客が“置き去り”になる場面もあったが、小倉さんは日本屈指の演奏で約100人の観客を魅了した。

 小倉さんは自身が弾いたNHKのドキュメンタリー番組「プロフェッショナル」のテーマやミリオンセラーとなったアイドルグループの曲を紹介すると、第一線で活躍する腕前に観客から拍手が起こった。5年前に人気デュオ、スキマスイッチのライブに参加し、ボーカルの大橋卓弥さんがベフニックを使っていたことから合瀬さんと出会った。「弾き手に合わせて自由な発想で作られるギター」とベフニックを絶賛する。合瀬さんはギター製作は材料選びが重要とし、どの木材を使うかで音が決まると明かした。二人は木材の種類やギターの構造を細かく話し、マニアック過ぎる内容にぽかんとする客に「木材マニアなので」(小倉さん)と笑いを誘った。

 小倉さんがベフニックギターを奏でると空気は一変。オリジナルソングを含む9曲を披露した。曲によって使い分けたのはエリック・クラプトンも愛用する1939年製のマーティンのモデルで、ベフニックギターと共演しライブを盛り上げた。

 会場に訪れた川浪沙貴さんは「ギターの音色に引きつけられたのは初めて。ライブが終わっても気持ちが高まったまま」と笑顔で語った。

 小倉さんは「観客とスタッフがいい雰囲気を作ってくれた。若い人にもっとギターを弾いてほしい」と呼び掛けた。

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