表彰を受けた(前列左から)佐賀農業高3年の松島京佑さん、江口功汰さん、中村太誠さん、田中裕貴さん、野中勇哉さん、(後列左2人目から)淵上拓人さん、池田聖さん、白浜大士さん、龍谷高3年の前田海さん=白石町の白石署

 杵島郡白石町のJR長崎線の踏切で10月、立ち往生した乗用車と普通列車が衝突した事故で、近くの別の踏切で発生した渋滞の整理に当たった高校生男子9人が2日、白石署から表彰された。約2時間にわたってドライバーに迂回(うかい)を呼び掛け、「二次的な交通事故を防いだ」とたたえられた。

 感謝状が贈られたのは佐賀農業高3年の松島京佑さん(18)、江口功汰さん(17)、中村太誠さん(18)、田中裕貴さん(18)、野中勇哉さん(17)、淵上拓人さん(18)、池田聖さん(18)、白浜大士さん(18)の8人と、龍谷高3年の前田海さん(18)。

 白石署によると、事故は10月17日午後7時20分ごろに発生した。帰宅途中だった佐賀農業高の8人は、肥前白石駅で「ドーンという衝突音」を聞いた。何が起きたのか確認しようとしたところ、駅北側の踏切の遮断機が下りたままで、渋滞していることに気づいた。そこで踏切に差し掛かる車に停止を促し、「トラブルがあったみたいで開きそうにないので、Uターンか遠回りした方がいいですよ」と声を掛け続けた。ランニング中だった前田さんも、友人を見つけて加わった。

 白石署の高石利成署長は「私たちが渋滞を把握する前に活動に当たってくれて、二次的な事故が起きずに済んだ」と機転をたたえた。表彰された松島さんは「地域のためにみんなで協力して取り組めたことがうれしい。卒業後も地域に貢献する仕事ができたら」と話した。

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