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 唐津くんちは3日、お旅所神幸があり、最大の見せ場の「曳(ひ)き込み」で豪華絢爛(けんらん)な曳山(やま)が躍動した。今年のくんち直前には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「登録確実」のグッドニュースも舞い込んだ。正式登録へ弾みをつけるべく、曳き子たちは力を合わせた。

 登録されるのは曳山そのものではなく、祭礼行事としての「唐津くんちの曳山行事」。お旅所神幸こそ、その真骨頂で、みこしを前後に曳山が連なり、旧大成小グラウンドに設けられた西の浜明神台までお供した。約5千人が砂地に足を取られながら、懸命に曳き込んだ。

 「世界の宝」と認められることで、今後は「世界のくんち」としてアピール度を増す。訪日外国人旅行者数が年間で初めて2千万人(10月末の推計)を突破する中、唐津の沿道にも多くの姿があった。カナダから家族3人で訪れたマイケル・ビリングスさん(42)は「インタレスティング(興味深い)。次に何が来るかワクワクしている。私はサムライが好きだから、兜(かぶと)の曳山がいい」と興奮気味。曳き子が外国人観光客に酒をふるまう姿もあった。

■18~20日写真展 呉服町で販売も

 本欄の写真をはじめ、佐賀新聞社のカメラマンと記者が唐津くんちを3日間にわたり撮影した写真の展示会を18日から20日まで開きます。今年の会場は、唐津市呉服町の五福の縁結び通りにある「辻徳」横の空き店舗。300点余のカラー写真を展示し、販売も受け付けます。

 時間は午前10時から午後5時まで(初日は正午から)。問い合わせは佐賀新聞社唐津支社、電話0955(72)7176。

【写真グラフ】

(1)砂煙、勢いよく

砂を入れ替え、曳山がより深く食い込むようになったお旅所。砂煙を上げながら13番曳山「鯱」を一気に曳き込む男衆=唐津市の旧大成小グラウンド

(2)お旅所集結

大勢の観客が見守る中、お旅所の砂地に曳き込まれる5番曳山「鯛」=唐津市の旧大成小グラウンド

(3)総塗り替え

修復総塗り替えを終え、制作当初の姿に近づいた14番曳山「七宝丸」が勇壮に練り歩く=2日夜、唐津市

(4)勇姿見つめ

8番曳山「金獅子」で、次代を担う子どもたちが大人の勇姿を間近で見つめる=2日夜、唐津市中町

(5)わだち深く

砂地に深いわだちを作りながら、9番曳山「武田信玄の兜」を力の限り曳き込む=唐津市の旧大成小グラウンド

(6)駆け込み一気

曳き子たちの力強い走りで、お旅所へ一気に駆け込む3番曳山「亀と浦島太郎」=唐津市

(7)和を感じて

沿道には外国人の姿も。曳山関係者から唐津くんちの説明を受ける留学生の一団=唐津市大石町

(8)軽快な音色

子どもたちも一緒に、軽快な音色を奏で盛り上げる9番曳山「武田信玄の兜」の囃子方=唐津市

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