■子どもと同時に受診して

 15日は七五三です。かわいらしいはかま姿や着物姿の子どもさんたちで各地の神社はにぎわうことでしょう。親御さん方はお子さんの成長に喜びもひとしお、むし歯予防のために歯みがきを指導したり、仕上げみがきをされることが多くなったように思います。さて、お母さま方へ目を移してみると、読み聞かせやお外で遊んであげたり…と子ども中心の生活になっていたりします。ご自分の丁寧な歯みがきもできず、添い寝のつもりがつい歯みがきもせずに寝入ってしまって、気づいたら歯がしみるようになっていたという話をうかがうことも時々あります。

 現在は出産前から口腔(こうくう)衛生指導が行われるようになりましたし、出産後にお子さんと一緒に受ける歯科健診は、1歳未満、1歳半、3歳、就学時前と何度となくチャンスがあります。お子さんの歯の健康に目を向けるとともに、お母さまも一緒にご自分の歯の健康を心掛ける機会と考えると望ましいと思います。

 お母さま方にみられるむし歯は、お子さんとは場所が異なり、歯と歯の間にできる“隣接面う蝕”が多いようです。これは歯科健診を受けないと自分では発見しにくいむし歯です。また、“くさび状欠損”といわれる歯のつけ根部分の損傷もあります。これは慌てて力を入れすぎる歯みがきのためなのか、あるいは歯ぎしりが原因ということあるかもしれません。いずれも歯がしみるという兆候がでてくる前に対処しておくことが望ましいです。

 最近では、託児所や幼いお子さん連れで診療できる歯科医院も増えておりますし、行政からのお知らせに情報が掲載されることもありますので、活用していただくとよろしいかと思います。平成27年春にスタートした「子ども・子育て支援制度」もまだ「1歳半」ですが、この制度が七五三を迎える時には、お子さんもお母さまも一緒に、今よりいっそう健康的な歯でお祝いができれば幸いと思います。(すみ矯正歯科・隅康二)

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