抹茶を味わい、笑顔を見せる外国人クルーら=佐賀市久保田町の競技本部

訪れた外国人にみそ汁を手渡す「Mam’s」のスタッフ=佐賀市久保田町の競技本部

 6日まで熱戦が繰り広げられた熱気球世界選手権で大会実行委員会は、佐賀市久保田町の競技本部に、日本庭園を見ながら和食や抹茶を提供する「おもてなしテント」を設けた。大会関係者の憩いの場となり、外国人クルーには「日本文化を体験できる」と好評だった。

 和食をサービスするのは県内の女性らで作る「Mam‘s」で、約20人がおにぎりや巻きずし、みそ汁などを提供した。10月30日までのホンダグランプリは毎朝400食、同31日からの世界選手権競技中は毎朝600食を振る舞った。最も混み合ったのは、午前中の競技を終えた選手が戻ってくる午前10時ごろ。“お母さん”たちは「佐賀に来たら佐賀の料理ば食べんば」と佐賀弁でもてなした。

 取り仕切る江口英子さん(67)=久保田町=は「小さな町に世界中の人が集まってくる貴重な機会。スタッフが一番楽しい」と笑顔を見せた。リトアニアのアイバラス・プランツーリスさん(32)は「和食は本当に素晴らしい。特に巻きずしがおいしく、ノリも興味深い味だった」と話した。

 競技本部駐車場には市内の造園業者が参加する「緑進会」が日本庭園を造り、佐賀清和中・高の茶道部は抹茶を提供した。ポーランドのジェイコブ・バウタさん(25)は「初めての味でリラックスできる。庭は大きな盆栽のようで美しい」と庭園に見入った。同部2年の大庭七海部長は「言葉が通じない分、飲んだ瞬間の笑顔がうれしい」と話していた。

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