手を取り合ってスタートを切る参加者。認知症の高齢者を囲んで約4㌔のコースを走破した=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

オレンジ色のTシャツに身を包み、認知症啓発のたすきリレーに取り組んだ参加者たち=基山町けやき台

 認知症の高齢者や家族、支援者がたすきをつないで走る「RUN伴(とも)」(認知症フレンドシップクラブ主催)が6日、佐賀市であった。認知症の高齢者と社会福祉士らが手を取り合って約4キロのコース巡り、認知症患者が暮らしやすい地域づくりを訴えた。

 佐賀城本丸歴史館をスタートして、656広場やJR佐賀駅を経由してゴールのどん3の森に1時間かけてたどり着いた。そろいのオレンジ色のTシャツを着て、認知症の86歳の男性をケアマネジャーや社会福祉士らがサポートしながら走破した。RUN伴佐賀実行委員の吉富昭博さんは「認知症の人たちが安心して暮らせる社会に向けてアピールができた」と話した。

 同イベントは認知症になっても安心して暮らせる地域形成を目的に2011年に始まった。今回で6回目で、佐賀県では昨年に続き2回目。7月に北海道をスタートして11月26日に沖縄県でゴールする。県内では江北町を皮切りに鳥栖市やみやき町でも実施された。(諸岡佳紀)

=基山でも40人5キロ走破=

 ○…基山町内で5日にあったRUN伴2016は約40人が参加した。

 当日はけやき台のデイサービスを出発。一行はオレンジ色のTシャツを身にまとい、「認知症でもだいじょうぶ!まち全体で 声かけ、見守り、支えよう!」と書かれたのぼりを持って歩を進めた。町役場や商業施設を経て、町立図書館までの約5キロを走破した。

 キャラバンに加わった松田一也町長は「私の母も認知症の症状が進んでいる。多くの人が患う可能性があるが、経験しないと分からない。家族だけでなく、近所や周辺の人がうまく支える社会をつくらないといけない」と一層の取り組み強化を誓っていた。

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